平成２３年2月27日　　制作
思い出の箱　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成2２年9月4日　撮影
英国 鉄道の旅
セトル・カーライル鉄道

イギリスでもっとも美しい車窓風景を楽しめる人気路線と言われています。



デザインも素敵な列車でＧＯ！　平日なので車内はガラガラ。


セトル・カーライル鉄道
明治8年（1876年）　カーライル・セトル間が開通し、現在はリーズまで2時間半で結んでいます。
One of england's most scenic railways とはノーザン鉄道のパンフの一節ですが
羊が群れる緑豊かな農村風景や荒涼としたムーア（荒野）など変化に富んだ景観が車窓に
繰り広げられる、素晴らしい路線です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.

ＭＥＭＯ セトルカーライル鉄道は、ノーザン鉄道会社の 一路線であり、本来セトルカーライル線と呼ぶべき と思いますが、日本では両方使われています。 おそらくノーザン鉄道のパンフでも The Settle to Carlisle Railway　と記載され ていることから併用されているものと思います。 同社ロゴ　　時刻表から転載

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地図詳細はマウスを地図上において下さい





石造りの家々と羊たち








デント駅付近　　　この近くがイングランドの鉄道最高地点　345ｍ

ＭＥＭＯ　　　イギリスの最高峰はベンネビス山　1355Ｍ　　　驚くほど低いですね。
　　また、日本の鉄道最高地点はＪＲ小海線・野辺山駅付近の1345ｍが最高




ローカル線の普通列車でもすわり心地のいいシートがうれしいです。
イギリスの鉄道車両はどれもしっかり出来ていて乗り心地は快適です。
それと路盤も同じことが言えます。








　リブルヘッド駅　Ribblehead　　　まわりは360度　荒野が広がります。
　観光客のための駅ですが、それでも100年以上の建築です。 　　


セトル・カーライル線のハイライト　　リブルヘッド陸橋



ヨークシャーデイルズの荒野の中を走ります　　　陸橋が見えてきました。





上の写真を拡大してみました。 向うに続く細道はハイカー用のフットパスです。
135年も前に建造された石積みの鉄道橋　　高さ　32ｍ　　全長　400ｍ　　




陸橋の上から眺め。





セトル Settle の街　　　落ち着いた街の雰囲気が車窓でも伝わってきました。


そのセトルの駅をご覧ください



最も美しいと評判のセトル駅　まるで童話に出てくるような駅舎。


アップルビー駅　（Appleby)　もまたそうです。



アップルビー駅　Appleby







BEST KEPT SMALL STATION OF THE YEAR AWARD
「良好保存の小さな駅舎　2003年最優秀賞」と訳しましょう。




花いっぱいのホートン・イン・リブルスデイル駅の駅名表示板

次はデント駅



デント駅　　　　周囲は牧草地とムーアが広がります。




デント駅　　Ｄｅｎｔ　　どうしてフェンスがあるんでしょう。
実はこれは元駅舎で現在はホテルに改装されています。　つまりは無人駅なんです。

23年3月2日放送　　ＢＳフジ　欧州鉄道の旅で知りました。





キースリー駅にて　　Ｋｅｉｇｈｌｅｙ
この駅から保存鉄道　キースリー＆ワースバレー鉄道が出ています。



スキップトン　と　近くの マラム に立ち寄ります




スキップトン駅　Skipton

中世の城砦が残るスキップトンは人口13,000人の小さな町
ヨークシャーデイル国立公園の玄関口として、宿泊にあるいは
バスで各地に散らばるなどで多くの観光客が訪れるまちです。




リーズからここまで電化区間です。　　　通勤電車でしょうか明るく軽快な車両。


スキップトンの街を歩きました。



リーズ・リバプール運河　（全長　約200ｋｍ）
鉄道が敷かれる以前の1814年完成　　イギリスで2番目に長い運河です。
産業革命以後、エネルギー源の石炭のほか石材などを満載してボートが行き交いました。




運河に憩うナローボート　　　　　　　　　　　　スキップトンにて







　免許不要で一週間ほどレンタルし、寝泊りしながら優雅な舟旅。




旋回橋　　　ボートに乗った人が降りて回転させます。



マラム　Ｍａｌｈａｍ　にて　　

マラム　Ｍａｌｈａｍは小さな村です。　スキップトンからバスで1時間弱の行程
ヨークシャーデイルズ国立公園にある石灰岩の独特の風景が展開します




マーラムコーブ　　　Ｍａｌｈａｍ　Cove
高さ80ｍ　幅300ｍの石灰岩の岩壁が迫ります

イギリスは世界でも名だたるウォーキング大国。　アウトドアレジャーといえば
老いも若きもカントリーウォーキング。　遊歩道（フットパス）はここでもたくさんの人々。




崖に上ると平らですが、不思議な侵食造形を見せてくれます。
「ハリーポッター」　や　「嵐が丘」などの映画ロケ地として登場します。


イングランドとスコットランドの国境の町



　カーライル　Ｃａｒｌｉｓｌｅ　の駅舎　




イングランドの国旗が見える　カーライル駅前

この街はスコットランドとの国境近くにあり昔は重要な軍事拠点でした。
左の建物は1541年、ヘンリー8世のときに作られたカーライル城の一部です。
またローマ帝国時代の遺跡　ハドリアヌスの城壁がこの近くから延々117ｋｍ、
東海岸まで伸びています。（世界遺産）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.





カーライル駅からは、セトル・カーライル線のほか
湖水地方に向かう湖水線や北のスコットランド方面へも接続します。


セトル・カーライル鉄道　　　ＥＮＤ

メール箱　お便りお待ちします。
保存鉄道キースリー＆ワースバレー鉄道に乗ります。
「思い出の箱」　目次に帰ります。

2011.2.27　制作