思い出の箱 別巻                        2015年5月30日 制作
アメリカ旅行の写真集
   2006年11月 撮影   

ロサンジェルス から モニュメントバレーまで



ロサンジェルスを離れると、まもなく草木のない荒涼たる風景が広がります




ラスベガス 南方 10km程の街。
緑はゴルフ場です。 緑といえども人工ですね。





ラスベガス北15km   ネバダ砂漠の一部
この先のゴルフ場に向かいます。


広大な砂漠なので目印になるものが無く、タクシーも
一時的に迷子になりました。 「たのむで?」




北ラスベガス シルバーストーンG.C 打球練習場
向こうの家々の先から山まで何にもなし。 ゴルフ場だけが緑色




ユニオン・パシフィック鉄道の長〜ぃ貨物列車がゆっくり走ってました。





ラスベガス東方  ラスベガス湖と向こうがミドー湖




1936年(S11)に完成したフーバーダム 高さ221mの国指定の歴史的建造物。
最近ダムの手前に巨大な橋がかかり、グランドキャニヨンまでの
バスツアーも盛んになっています。






ミドー湖を少し東に向かうと、いよいよグランドキャニオンの入口となります。
この辺りからコロラド川上流 100km以上の渓谷となります。





コロラド川の流れ




グランドキャニオンの核心部か?
飛行機のパイロットは何も言ってくれない。




こんな飛行機からの撮影です。


グランド・キャニオンの写真はこのポイントからが多く見られます。



飛行機から降りて、ブライトエンジェルロッジ付近からの展望。

こちらがサウスリム  むこうがノースリム と呼ばれ 16kmも離れています。 
くぼんだ所はるか下にコロラド川があります。






緑の中に道が続きます。 

緑の先端(プラトーポイント)まで標高差マイナス950m、さらにコロラド川
までマイナス400m 合計で
こちらから川面までマイナス1350mになります。
案内書では緑の先端プラトーポイントまで徒歩で4時間程度です。


3D画像です。   この画像はいわゆる【ひんがら眼】で見る、交差立体法として配置しています。
うまく見ることが出来ない人は、無理をしないでください。 健康に問題があったら大変ですから。

ひんがら眼でじっと見つめると、このように3枚の写真に見えますネ。
まんなかの写真を見たら、立体画像の完成です

どうですか?  立体的に見えましたか。

ブライト・エンジェル・トレイを 少し下ってみました。

この小道は途中で別れて緑の先まで行けますし、 向こう岸の
ノースリムまで通じる。かつては原住民の交易道路だったのです。









ロバに乗ったカウボーイ風の人と老人がトレイルを下ってきました。

グロフェ作曲の交響詩 【大峡谷】  は私が高校1年の時に生まれて
初めて小遣いで買ったクラシック音楽レコードです。

ロバの足音がポッカポッカと印象的な
第二楽章(山道を行く)そのままに
ロバが通り過ぎる光景を見て感動。  幸福感100%に浸りました。

でもね! 実はこのトレイルは遥か昔からロバが通っていて
その糞の匂いがプンプンします。 懐かしい匂いでもありました。




私のレコードのジャケットと同じアングル。


グランドキャニオン空港から北東へ、モニュメントバレーに向かいます。




コロラド川に流れ込む支流 リトル・コロラド川   
見たところ200mか300m以上の深さはありそう。 地球のひび割れの様。

周囲は真っ平なので、ホント不思議な光景です。

この画像も3D で見てください。

どうですか?  見えたらいいのですが。




グランドキャニオン北東 巨大なナバホ火力発電所。 
上方はページの街 さらに向こうにコロラド川の深い切れ込みが見えます。

ここより南東100km程のブラック・メサ炭鉱から石炭が運ばれてきます。

ブラックメサ & レイクパウエル鉄道が炭鉱と発電所をつなぎます。
コロラド川の水力発電がありながら大規模な火力発電所。 これには
ナバホ族と白人との利害が絡む複雑な事情がからんでいます。



発電所近くにも露天掘り炭鉱がありました。

真っ赤な大地も空気に触れる地表だけで
少し掘るとこんな黒い炭層もあるのですね。 意外!




電源開発によりコロラド川を堰き止めて出来た パウエル湖




パウエル湖     人造湖とはいえ、素晴らしい景観でした。




これもパウエル湖の一部です。 相当深いということです。
慢性的に水不足で水位が下がり、白い帯が見えます。バスタブラインと言うそうです。




いよいよ モニュメント・バレー が目の下に。




飛行場近くのレストランから。 これぞ西部劇の舞台。




ジョン・フォード・ポイントと呼ばれる地点からの眺め。
  監督が好きだったアングルらしいです。
 馬でなくロバです。





浸食にさらされて残ったこういう岩塊をビュートと呼びます。 2億7千万年前の地層だ
そうで、これより大きくて上の表面が平らでテーブル状の地塊は メサと言われます。

この地形の元はと言えばグランドキャニオンの様だったとか。 風化に風化が
進みこのような景観になりました。 鉄分が多く真っ赤な台地です。








道を行く自動車を見てください。 スケールが分るでしょうか?


空からの景色と 自然を中心にアメリカ旅行の記録でした。

ご注意  2006年当時はグランドキャニオンからモニュメントバレーまで
飛行機が運航されてましたが、現在は休止されています。要確認


やっぱり ラスベガスの夜景も見てください。 まぁ圧倒されました













カジノなんか見たくもないと思ってました。
でも賭け事なんかしなくても、ウキウキしてしまう街でした。

何にもない砂漠の真ん中にこんなものがあるんですね。

END

 
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2015.5