思い出の箱       昭和43年3月13日 撮影            更新 H24.10.12

奥中山の三重連    第一部

蒸気機関車 早春の十三本木峠に挑む
東北本線 (岩手県)



上野発  青森行  夜行急行  第2 おいらせ   御堂〜奥中山 間





               峠に挑む D51型蒸気機関車      奥中山駅北方     










D51 豪快に後押し。





  青森行き  特急貨物列車 第3 北たから    御堂〜奥中山間






朝日を受けて急行 
 第2おいらせ
      御堂〜奥中山間

昨晩東京上野を発った、夜行列車は青森に向けてひたすら走り続けます




 D51 3重連  快走         御堂駅近く





十三本木峠は東北本線最大の難所でかつては奥中山の3重連として
全国の鉄道ファンの注目を浴びた写真撮影の名所でした。           

東北本線は沿線のみならず、北海道との物流の大動脈であり、貨物にしろ
    旅客にしろ、大変密度の高い幹線なのです。 したがって
連続勾配の続く難所
あっても高速での通過のため、
3重連の運転が必要とされました。     



御堂 奥中山間を行く貨物列車
 














有名な写真ポイントで 《吉谷地の大カーブ》と呼ばれ
数多くの鉄道雑誌、写真集で紹介されている地点です。




D51 前部三重連のコンテナ特急 「第2北たから」の通過です







モノクロ写真に彩色しました。   フォトショップ)








客車列車だって 堂々の三重連



     青森行き急行列車と国道4号線             沼宮内   御堂 間

この付近 国道と東北本線はずっとつかず離れず併走します。私は御堂駅で列車を
降りて、奥中山駅までの7Kmを撮影しながら歩いてゆきました。 さすが幹線の  .
東北本線です。次から次へと列車が通過します。 優等列車あり 貨物あり、右から
左から次から次へと楽しませてくれました。                        .
.



DD51型ディーゼル機関車重連





カーブの向こうから突然 特急はつかり 登場

電柱の影に鉄道ファン一人



国鉄のディーゼル特急列車の先駆的車両と遭遇し感激!

華々しく任務に就いた当初は初期の故障が多く、新聞TVでそのことを報道されたりして
ファンでない人にも注目された、いわば有名人的存在でした。 だから感激!?     .

秋田特急「いなほ」や南紀特急「くろしお」に転属後廃車され
現在 大阪交通科学館にて保存展示されています。     




盛岡方面行きの列車が軽やかに下り勾配を走ってゆきました。   D51 と C60 の重連

荷物車に次は古典的なダブルルーフの客車。写真を大きくスキャンして発見しました。





奥中山駅から急加速で出発する普通列車。 十三本木峠はまだもう少し先、
.




奥中山駅通過     先頭は D51 1 トップナバー 




せっかくのトップナンバー先頭の三重連 事前に分かっていたら
もっといいポイントで撮ったのにと地団駄踏んだのも後の祭りの作品。



D51のトップナンバーは京都鉄道博物館の保存機関車です



京都鉄道博物館の保存機といえば、この日の朝、通勤客でいっぱいの
沼宮内駅で、やはり保存機の 
C612号機 に遭遇していました。   


盛岡方面行き普通列車の到着です。 機関車はC612 沼宮内駅(ぬまくない).



発車




勢いよく 通勤通学客を乗せて出発して行きました。





私の乗る列車が接近中です

沼宮内駅は東北新幹線のいわて沼宮内駅となり大きく変貌しています。




普通列車の発車風景             奥中山駅にて


  1968年 3月 早春の奥中山の思い出     END

この年の10月にいわゆる「ヨンサントー」の全国的ダイヤ大改正が行われ
上野から青森まで完全電化となり奥中山からもSLの煙は消えました。   .



奥中山の思い出 「夏編」1967年へつづきます 


  
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