思い出の箱 2011年6月12日 改訂
古典蒸気機関車 | 炭鉱で働く機関車 |
美流渡鉱専用鉄道 雄別鉄道本線 |
8118号機 画像にマウスポインタをおいてください
北星炭鉱系列だった夕張の 真谷地専用鉄道※ から少し前に転籍してきたばかりで、
こぼれんばかりの石炭を積んで湯気上げて、老兵は元気なところを見せていましたが、
この写真を撮って2ヵ月後の昭和42年10月には廃線になったとか。この機関車はその後
たぶん解体されたんでしょうね。 .
※ 正式には北海道炭鉱汽船平和鉱業所真谷地専用鉄道
![]() 国鉄 万字線の美流渡駅 |
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※ 万字線 志文から万字炭山までの23.8KM 1985年廃止 沿線には朝日鉱山 万字鉱山などがあって廃鉱と共に廃線となりました。 |
次はルーツがイギリスの機関車です
雄別鉄道の名機関車 8700型 昭和42年9月3日撮影
近代化産業遺産
ノースブリティシュ社製(英国) の流れをくむ 8721 8722号機
製造初年 明治45年 (1912) 汽車製造会社 製造
8721号機の左に8722号機の側面が写っています。
左 8722号機 右 8721号機
8722号機
何となく窓の形と後ろに伸びる屋根に英国の風情が感じられませんか?
この図面は昭和4年に車両工学会が編集した全国機関車要覧に掲載された図面で
輸入当初の姿を現しているものと思い転載させていただきました。 .
撮影前年の昭和41年には現役で走っていましたが、このときは2両ともすっかり火を
落とし、うらぶれた機関庫の中でほこりまみれで錆さえ浮かべて沈黙していました。
元は雄別鉄道の関連会社で車両等の修理も担当していた株式会社釧路製作所の
英断により8722号機を同社釧路工場にて保存していただいています。 .
東京にお住まいの M.TADA様のホームページに、
現在の8722号機の様子や保存に至る経緯を発表されています。
保存蒸気機関車8722号機の写真と保存の経緯
8722号機は 通商産業省 2007年(平成19年)
近代化産業遺産に指定されました
こちらは ドイツ製機関車 (雄別鉄道)
大正12年(1923) コッペル製(ドイツ) 205号機
雄別炭山駅にて
このコッペル機は昭和45年4月に雄別炭鉱の閉山とともに鉄道が廃止された時に、
おりしもSLの終焉ブームの時でもあって、なんと東京のデパートで売りに出されたと
言うことです。 .
朝日新聞社発行 世界の鉄道’71 の中の記事から
1970年 昭和45年 炭鉱閉鎖につづき廃線になりました。
地図の路線は雄別本線。 一部路線は他社に譲渡しています。
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